Cultural News, February 2007 Japanese Summary
カルチュラル・ニュース 2007年2月号 日本語要約
◎若柳久女(わかやぎ・ひさめ)師匠の若久会(わかひさかい)が10周年を記念してアームストロング劇場(500席)で「春のおさらい会」(1、5ページ)
オレンジ・カウンティー・サイプレス市で日本舞踊教室「若久会」を開いている若柳久女師匠が、10周年を記念して、3月11日(日)正午30分から、トーレンス市のアームストロング劇場で、大規模な「春のおさらい会」を開く。チケットは18ドル。若久会は、サイプレス、コスタメサ、ウエスト・ロサンゼルス、カルバーシティーで教室を開いていて、弟子は約70人。「春のおさらい会」では25演目が踊られる。
若柳師匠は、滋賀県草津市の生まれ。子供のとき、体が弱いことから、日本舞踊を習うようになった。子供の時は、藤間流の師匠から、成人してからは花柳流の師匠から習った。1970年代に途米、南カリフォルニアに住むようになった。南カリフォルニアに来てすぐ、花柳流の師匠から稽古を受けていたが、この師匠がテキサスに引越したため、踊りの機会をなくしていた。
1991年から、南パサデナの若柳久女師匠から稽古を受けるようになり、すぐに、若柳流の名取になり、1996年には師範免許を取って、「若久会」を主宰するようになった。「若久会」では、現在まで、6人の名取が出ている。
若柳久女師匠の信条は、「高い、難しい」という思われている日本舞踊を多くのひとに普及することである。そのため、稽古に着る浴衣を自分たちで作る裁縫教室や、舞台に出るときのメイクアップも自分たちで、できるように教室を開き、お金がかからない努力をしている。
3月11日春のおさらい会の主な演目
長唄「鶴亀」:踊り手=若柳久三、若柳久女、若柳久起、長唄=杵屋弥曾藤、横田悦子、三味線=杵屋弥曾藤子、中垣美保、上調子=ケブン・ウィロビー。長唄「汐汲」踊り=若柳花波(わかやぎ・かな)。演奏「風の歌」箏=走辺洋美(はしべ・ひろみ)、尺八=吉沢政和。琉球古典舞踊「高平良万才」踊り手=比嘉ベン。長唄「春の調べ」踊り手=若柳さやか、高見依子。長唄「賤の苧環(しずのおだまき)」踊り手=若柳寿美歌(わかやぎ・すみか)
1ページの写真(左から)若柳花波(かな)、若柳彩女(あやめ)、若柳久女(ひさめ)、若柳清華(きよか)、若柳彩花(あやか)。(写真提供は若久会)
◎平山郁夫のシルクロード絵画が、カリフォルニア州ハンフォードで展示、3月27日から5月19日まで(1、5、8ページ)
日本画の第一人者、平山郁夫画伯のアメリカでの初めての本格的な日本画の展示会がカリフォルニア州ハンフォードのクラーク日本美術・文化センター(旧名=リー日本美術研究所)で行われる。平山画伯のリトグラフは、ワシントンにある日本大使館文化広報センターで、数年前に行われたことがあるが、日本画の展示は、今回がアメリカでは、初めて。
クラーク日本美術・文化センターの創設者ビル・クラーク氏は、故三木武夫首相夫人を通して平山画伯と知り合った。故三木首相が、平山画伯から絵画を習っていたからだ。2006年夏、パリで平山画伯の個展が開かれたおり、クラーク氏と平山画伯が再会、今回のクラーク・センターでの展示が決定した。今回の個展は、ビル・クラーク氏個人の負担によって行われる。
「平山郁夫がたどるシルクロード:東西文化交流の遺産」と名付けられた今回の個展には、46作品が山梨県の平山郁夫シルクロード美術館から運ばれる。新作も含まれている。
1ページの写真左=「夕日を浴びる京都・八坂神社の五重の塔」平山郁夫作の部分。全部の写真は、8ページに掲載。1ページの写真右=平山画伯。
5ページの写真右上=「砂漠」平山郁夫作。5ページの写真右下=「法隆寺」平山郁夫作。5ページの写真左=スケッチをする平山画伯。
◎1930年代にアメリカ人教師が採譜した日本の童謡が出版される、童謡CDも同時出版(2ページ)
1930年代にロサンゼルス港に隣接するターミナル・アイランドには、日本人約3000人、500世帯が住んでいた。当時の日本人の子供は、ターミナル・アイランド内にあるイースト・サンぺドロ
小学校に通っていた。当時、この学校で教師をしていたルシール・レーガンさんは3月3日の雛祭に日本人の子供が着物を着て童謡を歌う姿に感動した。1937年に、同小学校に、米国20州から1000人以上の訪問者が来たときに、童謡を披露したところ、楽譜がほしいというリクエストが殺到した。
これに答えて、英語のしゃべれる日本人の父兄と協力して、子供たちが歌っている童謡を採譜、また、童謡といっしょに子供が踊った踊りの振り付けも写真に撮った。楽譜にはローマ字の日本語の歌詞と英訳も付けられた。しかし、当時、日本の童謡を出版しようという出版社はなく、やがて日米戦争が始まり、ターミナル・アイランドの日本人は、全員、カリフォルニア州内陸部の収容所へと送られた。
今回、出版された楽譜と童謡CDは、ルシール・レーガンさんの親戚にあたるマギー・シェルトンさんの努力によるもの。1980年に、50年ぶりに楽譜を手にしたレーガンさんは、シェルトンさんの母親といっしょに、楽譜の整理を始めた。しかし、出版しないうちに、死去してしまった。シェルトンさんは、レーガンさんが残した写真をもとに、ターミナル・アイランドの当時の子供たちをさがし出し、楽譜のほかに当時の解説を付けた。楽譜集は「レッド・ラッカー・ブリッジ」(朱塗り橋)と題名され、童謡CDは、「ソング・オブ・レッド・ラッカー・ブリッジ」というタイトルが付いている。楽譜集は、1冊20ドル、CDは1枚7ドル。楽譜集とCDのセット価格は25ドル。申込は www.RedLacquerBridge.com.
収録されている曲:「君が代」「パラパラ」「デンデン・ムシムシ」「小川のめだか」「どんぶら、ごっこ」「おてて」「夕焼け小焼け」「ウサギ」「雀の子」「春が来た」「花咲かじいさん」
◎リトル東京イベント(2ページ)
カサバヤシ(2月18日午前10時から1時まで、日米文化会館)太鼓グループ鼓童のメンバーによる踊り、笛、太鼓の講習会
鼓童メンバー小島千絵子、渡辺かおるによるコンサート(2月18日午後4時から、日米文化会館)
◎映画「ターンオーバー-天使は自転車に乗って」無料上映会(2月18日午後2時から、アラタニ日米劇場)
邦題「二人日和」(ふたりびより)野村恵一監督作品。主演=藤村志保、栗塚旭(くりづか・あさひ)、賀集利樹(かしゅう・としき)、山内明日(やまのうち・めいび)。京都を舞台に、難病ALSを患う妻と、その夫、神祇調度司の老職人を描く。国際交流基金ロサンゼルス事務所提供。
◎若奈の会・踊り初め(2月25日午後1時半から、日米文化会館)花柳若奈師匠が主宰する「若奈の会」の日本舞踊。問い合わせ先、花柳若奈師匠(310)822-9193.
◎粟屋会琴コンサート、5月6日(3ページ)
粟屋陽子主宰の「粟屋会」の2007年コンサートが、5月6日午後2時から、トーレンス市内エルカミノ大学マーシー講堂で行われる。粟屋会は、2年おきにコンサートを開いており、今回は16回目のコンサート。
琴のほか、中国のアーフー(二弦)尺八、三味線、太鼓、ピアノ、コーラスも参加する。チケットは10ドル均一。シニア割引はなし。チケットは、3月中旬から発売。問い合わせは、粟屋会
(310)329-5965まで。
◎映画「ホームランド」(邦題=祖国)チャリティー上映会、4月29日(3ページ)
毎年行われている日本語奨学金「オーロラ基金」によるチャリティー上映会は、今年は、山田洋次原作・脚本、堀川とんこう監督の「祖国」を上映する。午後1時から。チケットは10ドル。昨年亡くなったマコ岩松が主演している。
◎サンフランシスコの太鼓グループ「ソメイヨシノ」とロサンゼルスの「オン・アンサンブル」の合同コンサートがセリトスで、3月2日(3ページ)セリトス・センター・フォー・パーフォーニング・アーツで、3月2日午後8時から。チケットは、44ドルから27ドル50セント。
◎日米文化センター広告(3ページ)
演劇「日本町こそ、その場所」3月24日午後7時30分、3月25日午後2時。アラタニ日米劇場。チケット35ドル、30ドル。
タイコプロジェクト公演 4月7日午後8時から、アラタニ日米劇場。チケット35ドル、30ドル。
Jタウン・コンサート(日米文化会館募金コンサート)5月19日午後7時30分から、アラタニ日米劇場。チケット50ドル、45ドル。
◎サンフランシスコのアジア美術館で竹工芸展、2月2日から5月6日まで(4ページ)
アジア美術館(サンフランシスコ)にある日本の竹工芸品を集めたコトセン・コレクションでは、2月2日から5月6日まで、「竹の工芸家たち」と題して、工芸家の系統ごとに作品をまとめた展示を行っている。
コトセン・コレクションは、江戸時代から現在まで、約900点の竹工芸品を集めている。ロサンゼルスの実業家ロイド・コトセン氏が集めたもので、2005年にアジア美術館に寄贈されている。
工芸家たちの分類は、大阪、京都、栃木、新潟、大分に分けられている。
2月15日には、日本から10人の若手の竹工芸家を招き、竹細工の実演とレセプションが行われる。アジア美術館の入場券を持っていれば、イベントとレセプションの参加は無料。
2月16、17、18、22、23、24、25日にはキベ・セイホ氏による竹細工の実演がノース・コートで行われる。
◎アリゾナ州ファニックス市が第23回日本まつり、2月24、25日(4ページ)
アリゾナ州フェニックスで、第23回の「マツリ・フェスティバル・オブ・ジャパン」が、2月24、25日の週末に行われる。会場は、フェニックス市の公園局が管轄する市内中心部のヘリテッジ・アンド・サイエンス公園。プラザ・ステージでは、英語落語、民謡、着物ショー、ASUステージでは、太鼓演奏。モンロー・ストリート・ステージでは、武道のデモンストレーションが行われる。出店は、約70店が並ぶ。入場料は無料。今年の推定入場者数は、約8万人。www.azmatsuri.org
写真左は、フェニックス不死鳥太鼓メンバーで、またソロでは日本文化紹介をしている小塩ケン。ASUステージでは、日本のフォークソングとロックン・ロールを演奏する。写真右は、着物ショー。
◎ロサンゼルス・カウンティー美術館日本パビリオン「禅画展」2月1日から5月29日まで(写真フガイ・エクン作「月を指す布袋」)(5ページ)
◎神浦元彰の日本レポート「北朝鮮の崩壊まじかか?米空軍ステルス機部隊が日韓に同時配備される意味」(6ページ) 翻訳=アラン・グリーソン
米空軍の最新鋭戦闘機F-22ラプターは一度も海外に配備されたことがない。しかしこの部隊が初めて、2月10日から沖縄の嘉手納米空軍基地に12機が配備される。日本の外務省はこの戦闘機部隊の派遣期間は、3カ月程度と発表した。
韓国にはすでに1月11日、群山(クンサン)の空軍基地に、米空軍F-117戦闘機の1個飛行隊(15~20機で編成)が到着している。韓国での派遣期間は、約4カ月間と報じられた。
F-22とF-117はともに最新鋭ステルス戦闘機で、北朝鮮が軍事境界線(38度線)に沿って濃密に配備した対空網を突破して北朝鮮軍を攻撃することができる。
米空軍の最新鋭ステルス戦闘機が日韓に配備される2月中旬から5月中旬の3ヶ月間は、北朝鮮の食糧事情が、最悪になる時期なのである。
前年秋に収穫した保存穀物(米や芋)は、冬の間に食べ尽くす。食べ尽くしても戸外は極寒である。人々は春まで飢えに耐えるか、そのまま餓死するしかない。
しかし春になって寒さが緩むと、飢えた人々は食べ物を求めて戸外を動きだす。その時、食糧が入手できなければ、暴動が起きる可能性が高くなる。狙われるのは各地の食料庫、食糧を積んだ列車、援助物資を積んだ貨物船が入港する港である。そうした地方で発生した食糧暴動が、一気に北朝鮮全土に広がる危険が高まってくる。
もし北朝鮮で食糧暴動やクーデターが起こり、支配体制が崩壊を始めると、米韓軍が攻撃をしてきたと誤認して、北朝鮮軍の一部が暴走を始める危険がある。その様な場合のために、日韓に配備されたステルス機は、暴走を始めた部隊を攻撃する役割を担っている。
このステルス機の日韓同時配備は、これから毎年、春になると、北朝鮮が崩壊するまで行われる前方展開の抑止戦略である。平時にはグアム、ハワイ、米本土などにいる米軍の戦闘部隊が、脅威が高まるとアジアや中東の基地に緊急配備されて即応する新しい米軍の21世紀戦略である。それが米軍のトランス・フォーメーション(米軍再編)である。
◎UCLAの異文化交流イベント-日本の太鼓と中国の武術を取り混ぜた「スワロー・タッチ・ウオーター」(ツバメが水に触れるとき)、2月15日(6ページ)
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)世界芸術文化学部のグローヤ・コーフマン劇場で、2月15日午後3時から5時まで。太鼓はケニー遠藤が担当。また、同日午後5時から6時30分まで、ケニー遠藤による太鼓初級クラスが行われる。
◎UCLAで草月生花展、2月21、22日(6ページ)
草月サンフェルナンド支部による生花展が、アッカーマン・ユニオン学舎の2階で、2月21、22日、午前10時から午後5時まで行われる。正午30分と午後3時には、生花の実演がある。
◎ドキュメンタリー映画「107+1 天国はつくるもの」ロサンゼルス上映会、2月25日(6ページ)
◎広告「日本を勉強するクラブ」3月13日からテラサキ財団ビルで(6ページ)
篤志家のポール・テラサキ氏(医学博士)が主宰する「日本を勉強するクラブ」が3月13日から、継続的に日本をテーマにした講座を行う。3月13日は落語、3月27日は相撲、4月10日は日本舞踊、5月8日は和歌。夕食付きで参加費は10ドル。
◎スシ職人学校長、アンディー松田のコラム(7ページ)
旧正月を祝う中国人の習慣に合わせたスシと酒のプロモーション・イベントが中国語の新聞社2社の主催で、2月23日午後6時から、リトル東京のニューオータニ・ホテルで開かれる。
今年からリトル東京で、開かれることになった「桜祭り」に、3月31日、4月1日、スシ・ブースを出店する。3月23日は、サンフランシスコのアジア美術館の「アジアの味覚」イベントでスシを提供する。
◎ジャパン・エクスポ2007年は、12月1、2日に決定
約30年続いてきたジャパン・エクスポの主催者が1月に正式に交代した。ジャパン・エクス
ポは28年前、増田氏が初め、7年前に水上コウジ氏が引き継いだ。2007年1月に、東京で、
テレビ・プロダクションを経営する木村恵子氏が経営権を水上氏から引き継いだ。木村氏は、
普段は東京におり、ロサンゼルスでの業務は、山口ジェイソン氏が担当する。2007年のジャ
パン・エクスポの日程は、12月1、2日と決定、会場も、昨年と同じ、ロサンゼルス・コン
ベンション・センター、サウス・ホールKを使う。
◎チェリー・ブロッサム・フェスティバル(桜祭り)
これまで5年パサデナで続けられていた「桜祭り」が、2007年は、リトル東京に会場を移し、
名称も、「パサデナ桜祭り」から「南カリフォルニア桜祭り」に変更される。日程は、3月
31日と4月1日で、会場は、日米文化会館プラザと隣接のサンペドロ・ストリート。
◎モントレー・パーク桜祭りがブースを募集
4月21、22日、モントレー・パーク市、バーンズ公園で開かれる桜祭りの出店ブースを、モ
ントレー・パーク市公園局が募集している。10フィートX 10フィートの大きさのブース
は125ドル。テント、テーブル、イスをいっしょに借りる場合は225ドル。2月9日を過ぎる
と、料金は25ドルアップする。
◎デンズ・ティーの新住所
◎広告「テレビ番組・仏教徒の道」
◎広告「ジャパン・エクスポ2007」
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◎広告「スシ職人学校」
◎テレビ番組「仏教徒の道」毎週日曜日午後6時30分から放送(8ページ)
仏教伝道協会が、毎週日曜日午後6時半から、KXLAテレビ(44チャンネル)で放送している
仏教徒の道」では、2月前半はUCLA教授のロバート・バスウエル博士のインタビューを流
す。2月後半は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の前教授フランツ・メットカルフ博士を
紹介する。
◎広告「UCLAライブ 太鼓<鼓童>公演、2月9、10、11日」
◎広告「着物店・共栄トレジャー」
